第68回放送 「江戸時代」

江戸時代の人はアホだ!!
とある時ふと思ったことについて話しています。
でも、本当はアホじゃないと思うんですけど。江戸時代とはいえ、町民のみなさんも武士のみなさんもインテリだと思います。僕らの方がアホです。一番アホなのは山本さんです。
ところで、放送中に「堤さやかちゃん」および「チョコボール向井のインタビューがどうたらこうたら」というようなことを話していますが、
それはトリカゴ放送の、こちらのチョコボールさんゲストの回の話をしています。身内の話ですいません。

出てって

 最近原稿書いています。
 書いていない期間も長かったですけど。
 作家というのは常に原稿を書いているわけではありません。なぜなら、頭の中にある知識や経験のストックだけではとうてい本は書けるものではないからです。
 大学教授が新書を出すなんていう時には、普段研究しているところから引き出してくればいいので案外すらすらと書けるでしょう。とはいえそれもその本を書く時に限ってはというところで、その前に長年にわたる勉強や研究があったわけですが。
 そこを専業作家の場合は本を書くにあたって1から勉強を始めたりするので、書き始めるまでに時間がかかるのです。自分の経験の中から材料を持ち出して来ることもありますけれど、それだけでは本は書けないもので、それにプラスして新しく学ぶことや経験しなきゃいけないことがたくさんあるのです。旅行記も、本を出すためには原稿を書く前に旅行をしなければいけないですし。先にプライベートで旅行をしていて、それを思い返して書くだけとすれば、本を書くために勉強したという感覚とは違うかもしれませんが。僕は先に素人として旅行していたこともありますし、南米旅行記を書いた時には、本の企画が立ち上がってから旅に出たために旅行4ヶ月+本の作業半年で、1冊作るのにトータル1年くらいかかってしまいました。そのわりにはたいして売れなかったという。あそこまで壮大な旅をしたのに! 悲しい。

 意外な経験が、原稿のためには必要なのです。一見遊びのように見えることでも、それは原稿に生きてくるのです。一見遊びの目的で女の子と遊んだりまた別の女の子と遊んだり、3股をかけて修羅場になったり夜のお店に通い詰めたり、ただ欲望のままに遊んでいるだけのように感じられてもそんなことも将来きっと原稿に生きてくるのです。
 なのでそういう体験を僕も一度くらいはしてみたいなって思っています! でも、生来の真面目な性格が祟って、僕はそのようないかがわしいことは出来ないんです。作家としては遊ぶ経験も必要なのに。なぜ僕はこんなにも誠実で道徳的で人を傷つけられない人間になってしまったのでしょうか。これでは作家失格ではないですか。誠実な人間なんですけど、作家として一度くらいは女性を泣かせてみたいと思っているのですが……。遊ぶ経験も必要なのに……。遊んで下さい。

 というように本を1冊書くためには原稿に取りかかるまでの勉強期間が長いというか、勉強と言い張ってただ遊んでいるだけの場合もありますが、その期間を終えて今は原稿に取りかかっているんです。
 そこで、原稿の中で「出てって!」というセリフを書きました。
 出てって! そしてさらに、「出てってって!!」と書きました。
 出てってって!! というのは怒っているセリフですが、なんかリズム感がありませんか? でてってって! でてってって♪ デテッテッテテ、テッ♪
 出てってって!! と書きながら読みながら、僕の頭にはこの音楽が流れました。終わり。