第143回放送 「金田一少年の事件簿はおかしい」

最近の「金田一少年の事件簿」は、もはや世の中から「密室トリック」「アリバイトリック」が枯渇した影響で、リアルさとはかけ離れた内容になっております。
しかし、それこそが少年マンガ。両手からカメハメ波を放って惑星一つ消滅させることができるのが少年マンガ。だから金田一少年の周りのキャラクターたちも、現実では到底真似ができない殺し方で連続殺人を実行するのです。とはいえ推理マンガからリアリティが抜けたらなんの感情も揺さぶられませんが……。
もはや推理トリックも、家電製品などの発明と同じく、「新しい発明」はもうこの世にはなく、あるのは「既存の物を組み合わせた発明」だけになっておりますね。それは旅行記の世界も同じです。
まだ推理マンガの世界が目新しかった頃、「金田一少年の事件簿」が登場した頃、それはそれは結末が楽しみで仕方なく、事件の顛末に心躍らされたものです。
その最初の事件簿、原点である「オペラ座館殺人事件がこれ!」 金田一少年の事件簿File(1) (講談社漫画文庫)
みなさん、本をたくさん読みましょうね~~
読書は自分への投資です。
来年のおそらく寒いうちには出るであろう私の新刊もよろしくお願いします~~!