10月15日

 仕事ついでに京都に行ってひとりで観光して来たのですが、宿をミスりました。5000円ちょっとの某ホテルをとったところ、ユニットバスがうちのアパートより狭い!! ホテルなのにまさか……そんな……
 失敗しました。あと数千円だしてもうちょっと大人な宿にすればよかった。そしたらもっともっと気が楽な数日間を過ごせたのに。こればかりは後悔しています。
 しかもクシもなかったし。クシがないホテルって珍しくないですか? 珍しいというか、そんな安いホテルに滞在してしまったのです。ソーイングセットもなかった!! 洋服をつくろえないじゃないの!!! しかも部屋の鍵が、カードキーじゃなくて長いプラスチックの棒がついた普通の鍵なの!!!

 たまの旅行だというのにケチケチしてしまっては、このように宿でもリラックスできないし、せっかくの旅の楽しさがいくらかそがれてしまうのです。それをあらためて感じたのです。カンジタ。
 こんな楽しいはずの時にお金をケチっていては、心もギスギスしてきますしね。反省しました。お金があるわけじゃないですが、むしろ全然ないですが、こうなったら、来年は絶対にいいホテルを取ることにします。5000円じゃなくて、せめて7000円以上のところを取りたいと思います。万が一そのころに人生最初のモテ期が到来した場合にも、いいホテルだとしたら地元の女子学生などを連れ込めるじゃないですか。小さいホテルだと、受付を通る時に「お客さま、宿泊者以外の方のお部屋への入室はご遠慮ください」なんて言われるじゃないですか。大きいホテルでも言われるのかな。大きいホテルでも言われるとしたら、なんのための大きいホテルか貴様っっ!!!ってな感じですよまったく。

 でも、みなさんおわかりのとおり、来年もモテ期は来ないからいいんですけど。
 モテ期とかないですから。僕にモテ期なんてありえないです。だって常にモテてるんですもん。常時モテている人間にモテ期なんていう言葉は必要ないじゃないですか。そうだろうがっっ!!!!
 最初は予算の関係でユースホステルに泊まろうとしていたのだけど、修学旅行生がいっぱいだということで予約が取れなかったのです。しかし今考えれば、ああよかったです。ユニットバスが狭いだけで文句を言っている僕が、日本国内を旅行しているというのに他の旅行者と一緒のドミトリーに泊まり共同トイレシャワーを使うなんて想像しただけでおそろしくなるではないか。そんなことをしたら観光どころじゃないです。予約を取ったとしても、部屋を見たらこんなところで夜眠るのはイヤだと思ってそのまま京都駅から東京まで帰ってしまったかもしれないのです。
 国内旅行をしてみると、旅は楽しいという気持ちが初めてわかりました。たとえ1人だとしても楽しい。でも海外旅行が楽しいという人の気持ちはいまだにまったくわかりませんよ。