コミケありがとうございました。

 先週日曜日、コミケのトリカゴブースに1時間だけおじゃましました。
 声をかけてくださった方、ありがとうございます。
 僕も初めてコミックマーケットなるものに行きましたが、それにしてもすごい人でしたね。特に屋上のコスプレコーナーはただごとじゃなくて、炎天下にあの人数、1平方メートルあたり30人ほどのインドア男たちが密集して、いつ建物が崩落しても不思議ではない混雑ぶりでした。セーラー服姿でポーズを決めるコスプレ女性、その女性を囲んで100人ほどの黒っぽいTシャツを着たアニメ好き男性たちが一眼レフのカメラを命がけで構える、そして必死で「目線おねがいしまーす!」と叫ぶ姿。プロでもないのに、自分の趣味のためにこんなにも礼儀正しい彼ら。進んで声を出していく彼ら。ああ、美しい。すばらしい。僕は感動しました。感動しすぎて気持ち悪くなりました。
 屋内は屋内で歩くのも困難な人数でしたから、あそこで火事が起きたら1万人くらい死ぬでしょう。まずパニックになって出口に殺到しようにも出口に一斉に5万人くらい集まるわけですから、火事で死ぬというよりも圧死ですね。しかもコミケのお客さんというのは、高体重率が高いような気がしました。巨漢な体を揺すり汗だくになって薄い髪の毛がべたっとオデコに張り付いている、そんな個性ある素敵な方々をたくさん見ました。だから、深刻なハプニングが起きてしまったら、そんな個性ある方々に挟まれて押しつぶされて死んでしまうことになるのです。ヨダレがでちゃいますね。
 ようするに僕がいかに先週のコミケというものを堪能したか、どれだけ楽しんだかということがこの文章からわかっていただけると思います。来年こそは僕も2500円のパンフレットを購入して、朝から並んで数々のエロ同人誌をゲットしたいと思います。そして台場近辺のカフェでひと休みしながら仲間と戦利品のエログッズをテーブルの上に広げて高らかに周りの迷惑も気にせず気持ち悪い大声で笑いあいたいと思います。
 ほんとにコミケは楽しかったなあ。あの場こそ、僕が命を賭けるにふさわしい理想郷だと思いました。
 もしあれでしたら次はボランティアスタッフとしての参加も検討したいと思います。