第143回放送 「金田一少年の事件簿はおかしい」

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最近の「金田一少年の事件簿」は、もはや世の中から「密室トリック」「アリバイトリック」が枯渇した影響で、リアルさとはかけ離れた内容になっております。
しかし、それこそが少年マンガ。両手からカメハメ波を放って惑星一つ消滅させることができるのが少年マンガ。だから金田一少年の周りのキャラクターたちも、現実では到底真似ができない殺し方で連続殺人を実行するのです。とはいえ推理マンガからリアリティが抜けたらなんの感情も揺さぶられませんが……。
もはや推理トリックも、家電製品などの発明と同じく、「新しい発明」はもうこの世にはなく、あるのは「既存の物を組み合わせた発明」だけになっておりますね。それは旅行記の世界も同じです。
まだ推理マンガの世界が目新しかった頃、「金田一少年の事件簿」が登場した頃、それはそれは結末が楽しみで仕方なく、事件の顛末に心躍らされたものです。
その最初の事件簿、原点である「オペラ座館殺人事件がこれ!」 金田一少年の事件簿File(1) (講談社漫画文庫)
みなさん、本をたくさん読みましょうね~~
読書は自分への投資です。
来年のおそらく寒いうちには出るであろう私の新刊もよろしくお願いします~~!

第142回放送 「続・オリンピック2」

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リオオリンピックを振り返る回、前回は選手のみなさんへ感謝を捧げる回、今回はろくでもない奴に文句を言う回。
あの国の選手、そしてオリンピックを伝えるメディアへの苦言です。メディアにもの申します。特に関口宏にもの申します。男性は歳を取るとどんどん傲慢になっていきますねえ。周りの老人男性を見ているとつくづく思います。世の中への感謝をすっかり忘れているというか。自分が一番偉い、王様のようになった気分の人たちが、なぜか年取った男性には多いんですよね。ああなったら、人間終わりだと思います。

全然関係ない話ですが、最近吉本ばななさんのnoteの購読を申し込んでみました。
Twitterをいち早く始めていた時にも思いましたが、吉本さんは世代的に僕よりひとまわり上の、メカニックなものにはあまり強くないはずの年齢の方なのに、こういう新しい仕組みに積極的に関わっていく姿勢がすごいなと思います。僕より上の世代って、男でも新しいものを取り入れることを頑なに拒否する人が多いんですよね。なにがなんでもスマホにしない人とか。
やはり世の中の進化に対応して柔軟に自分も変化していく、そういう対応力も、一流の人は違うんだなあと思い知らされますねえ。自分も新しいものは積極的にかじっていかなければ……

次回のテーマ予定は「金田一少年の事件簿はおかしい」です。