11月6日

 精神的に辛い時というのは、たくさん寝てしまいませんか?
 要するに、脳が、体が、現実逃避をしたがるんだと思います。寝ても寝ても、眠くなる。僕の友人でも、一時期そういう状況になっていた人がいました。そういえば、20代半ばのころ僕も一度そうなったことがあります。
 そうはいっても、寝ている間は現実から逃れられるのか? という疑問はあるわけです。そんな時に見る夢は、いい夢になるわけがないし、辛い夢を見て目を覚まし、また現実の辛さに直面して逃げたくなる。きっとそうなるのではないでしょうか。寝ても疲れて、起きても疲れて、結局どこかに逃げたいし疲れるからまた寝てしまう。恐ろしいです。
 そこで思うのは、映画「トータル・リコール」で出て来た、夢を自由に操れる機械が現実にあったらいいなということです。せめて夢の中では、夢が叶う。会いたい人にも会えるし、なりたい自分にもなれる。そんなことが出来たら、しかし人間のやる気というのはどんどん無くなっていくことだと思います。
 一番人間がパワーが出るのが恋愛に関することなので、もし夢の中で必ず恋が叶うようになったら、誰も現実でがんばろうとしないでしょうね。
 「がんばれ」っていう言葉が嫌いです。がんばらなくてもいいんです。というようなことを言っている人を時々見かけますが、そんなこと言ってるヒマがあったらがんばれよこのバカが!! と思います。そんなことを言う人間は、ただ怠けているだけです。中には本当にがんばりすぎて精神がまいってしまって、周りががんばれという言葉をかけてはいけない人もいると思います。でも、そういう人は自分で「がんばれっていう言葉が嫌い」とは言わないと思います。そんなことを言う気力も無いでしょう。だから、「がんばれっていう言葉が嫌い」なんて言える奴は、ただ怠けているだけだと僕は思います。あくまで個人的な意見です。間違っているかもしれませんが、間違っていても別に反省する気はありません。
 ただ、どうがんばっていいかわからない時もある。それは紛れもない事実です。今度ラジオの中でも話しますが、ビッグバンなんて起きずに宇宙が点のままだったらよかったのにと思うことも時々あります。
 でも、そんなくだらないことを言っているヒマがあったら、なにかをがんばりたいですね。