おぞましい恋心

 先日アルバイトの件で「恋心ダンス」について話しましたとおり、恋心については悲しい思い出があるため振り返りたくないのですが、話したことによってなんとなく思い出してしまいましたので動画を探してみたらありましたこれが。
 おぞましいっ!!!!!
 この人たちなんなんですかっ!!!!
 こんな大人数で一緒に同じ動きをして、気持ち悪い!! マスゲームみたい!! どっかの国のへんなのみたい!!

 個性を失っていますよね。
 ここに出ている人たちは、みんな個性を失っているんです。稲葉さんに煽動されて、謎の儀式を行っているんです。
 このようなマインドコントロールに抵抗するために、僕はこの中でひとりで阿波踊りを踊っていたのです。みんなの逆をいく、オリジナリティのある踊りを披露していたのです。
 そもそも、動画を見てください。すごく複雑なダンスでしょう? こんなものに現場でいきなり対応出来ると思いますか? 周りを見てあわせられると思いますか?? みんなで一緒にやれば楽しいと主張するヤカラもいるかもしれませんが、現場でこの動きについて行けなかったら屈辱の思いをするということは容易に想像がつくはずなのに、なんでやるんでしょうか。つまりそういうことですか? B’zのコンサートには、初めての奴は来るなということですか!! にわかのファンがちょっと聞いてみようかなと軽い気持ちで行ってはいけないということですか!? 軽いファンや、いちげんの客を受け入れる気持ちは無いんですね!!!
 そうでしょう。そういうことでしょう。ちょっと興味を持って初めて行ってみた僕のような人間があんなに空前の恥ずかしさを味あわされるのですよ。そういう人は、もう次のコンサートには行こうと思わないでしょう! そうじゃないんですか!! それをわかってあの踊りをやっているのですか! ビーズのみなさんは!!
 書いていたらますます憤りを感じてきました。この恋心の踊りを踊れる奴はアホだ!!!

キングコング

 最近見た映画の中でヒット作があります。
 最近見たといっても、僕はツタヤの宅配レンタルを利用しているため最近上映されたものではなく「最近借りたDVDの映画」っていう意味ですが、その中でけっこう衝撃を受けたのが、「キング・コング」です。
 みなさんご存知かと思いますが、キング・コングはすごくふるーい作品があって、それが何度もくり返しリメイクされております。
 でやっぱり、なんといっても1933年に作られた最初のキング・コング、これが時代を感じさせないくらいの名作で本当に素晴らしい。と、そのへんの映画マニアのようにカッコつけて言ってみたいところですが、そんな古いの僕は見てません。だって古いですからね。僕は現代っ子ですから。昔のやつが一番いいとかそういうことを言う奴は、別に本当に昔の作品がいいと思っているわけではなく、自分はそんな昔の作品もちゃんと見ているツウな人間なんだぞっていうことを自慢したいだけなんです。他に自慢できることが何も無い寂しい人間ですから。
 話を戻して、僕が見たのは、一番新しいキング・コングです。一番新しいとはいえ作られたのは7年前なのですが、7年前といえばちょうどスターウォーズ新3部作も完結するころのCGバリバリの全盛期であり、監督がロード・オブ・ザ・リングシリーズとどうやら同じ人らしいということもあって、この映画の中でCGのキングコングは完全に生身の人間と同じ土俵に立っています。どう見ても、本当にいるんですよ。人間と同じところを歩いています。
 映画ってもうこんなレベルにまで進化してしまったんだ、と僕は驚きで目が点になりました。キングコングもそうだし、島には他にも巨大化した生物とか昆虫とかいろいろいるんですが、それらと人間が戦う場面などあまりにリアルすぎて虫嫌いな僕としては「もうやめてくれ~~(涙)」とテレビの前でわめきながら、それでも目が離せない、久しぶりに時の経つのを忘れて見てしまった映画でした。おすすめです。でもアクションとかCGの映画を純粋に楽しめる、素直な方におすすめです。映画やドラマといえばすぐストーリーの粗探しをしてケチをつけたがる、頭の硬い人は見ないでください。

 ちなみに、ツタヤのサイトでの、そのキング・コングの紹介ページを見てください。こちらのページです。
 パッケージ写真の右側に、映画のストーリー解説があります。「33年製作のSF映画の金字塔「キング・コング」を空前のスケールでリメイクしたアドベンチャー超大作」からはじまって、冒頭から中盤までのあらすじが簡単に解説されていますね。
 キング・コングにはバリエーションがいろいろあって、1933年に作られた最初のキング・コングのページはこちらになり、ここでも「時代を超えて語り継がれる特撮映画の記念碑的作品。冒険映画製作者・デナムは、撮影隊を引き連れて南海の孤島に辿り着き、その島に王者として君臨するコングと出会う。やがて捕獲されニューヨークに連れて来られたコングは、そこで大暴れするが…。」というように、読む者の興味を引き立てるようなあらすじ紹介が書かれています。
 あるいは、日本で作られた「キングコングVSゴジラ」という映画もあり、リンク先を見ていただくとやはり同様のストーリー紹介が書かれています。別にキングコングシリーズじゃなくても、どの映画のページもそのような紹介文が記載されています。

 ところが、キング・コングのまた別のバージョンの作品というのがあって、1976年に作られたキング・コングはこちらのページになりますが、なんか紹介文がヘンです。「旧作のようなモデル・アニメーションにこだわりさえしなければ、ヌイグルミのコング(特殊メイクアップ・アーティストのリック・ベイカー自らが演じる)というのは質感・力感の表現に長けており悪い選択ではないのだが、いかんせんドラマの展開が平板なのと視覚的な見せ場に欠けるのとで内容空疎な作品に終っている。」などと書かれています。
 これはおかしいでしょう。DVDの紹介ページは、その作品をお客さんが借りたいと思うような紹介をしないとダメじゃないですか。現に他のほとんどの映画はそのように紹介されています。なんでこれはどこの馬の骨ともわからぬ部外者のツタヤライターさんがケチをつけている文章になっているのでしょうか。紹介文なんだから、意見を書いちゃダメです! レビューコーナーは別に用意されているのだから、個人的な感想はそっちで書かなきゃ!
 そんで、この作品の次に作られた、「キングコング2」というのもあります。これは1986年製作で、ファミコンのカセットもタイアップとして発売されたのでなんとなく覚えている人もいるかもしれません。僕は小学生の頃にテレビCMでよく見かけたような気がします。そのキングコング2ですが、ツタヤでの紹介はこのようになっています。

 みなさん、どう思いますか? ひどすぎませんかこれ!! なんじゃこりゃ!!!
 この紹介文を見て、キングコング2を借りたくなる人が果たしているのでしょうか。僕は他のリメイク版も見てみようかなと思ったのですが、まさにこの紹介文を見てレンタルリストへ入れるのをやめました。1933年版の、最初のやつだけ見てみることにしました。それにしても、どこの馬の骨だかわからんツタヤライターさんに「救いようが無い」とまで書かれてしまったキングコング2の関係者さんかわいそすぎます。

5月5日

 今日はこどもの日ということで、こどもっぽい無邪気なことを書きます。
 今日、とおい昔に旅先で会った白人の友達(?)から、メールが来ました。冒頭には、「Hi, bubby!」みたいなことが書かれていて、しかしbubbyっていう単語を知らなかったのでいったいこれはどういう意味? と疑問に思い辞書で意味を調べてみました。
 すると、bubbyというのは、「おっぱい」のことだと書かれているではありませんか!!
 これは許せません。やつはメールの冒頭から、人のことをおっぱい呼ばわりしているわけです。僕のことを日本人だと思って差別しているに違いありません。1人の人間としてではなく、おっぱいのようなものとしてこの僕のことを扱っているのです。所詮イエローモンキーなんてどんなふうに呼びかけても失礼になんてならないのさ、と思っているのでしょうか。「おい、そこのおっぱい! 元気か?」みたいな、僕という人間の人間性を無視した、バカにした呼びかけ、僕を下等な存在だとみなしているその態度、許されません。これはイジメです。バストをバカにしているわけではありませんが、人間のことをそんなふうに呼びかけるなんていうことは失礼だと思うのです。
 屈辱を噛み締めながら、よくよくもう一度単語を確認してみたところ、よく見たら「bubby」ではなくて、「buddy」と書かれていました。
 違いがわかりますでしょうか。3文字目と4文字目が、左右逆になっています。
 つまりは、bとdの違いだったんですね。ということで気を取り直して「buddy」を辞書で調べてみたら、親友とか、相棒っていう意味でした。海猿なんかで出て来る「バディ」ですね。これは許せません!!! 日本人だと思っておちょくっているのではないでしょうか!! わざとbとdが逆になっただけの、「おっぱい」と勘違いしてしまいそうな間際らしい単語を使うなんて!! わざとに違いありません!! こうして英語力のない日本人である僕が「親友」と「おっぱい」を間違えて戸惑うことを見越しての、意地の悪い「Hi, buddy!」という発言だったのです明らかに!! そうに決まっています!!!
 まったくけしからん話ですね。こどもの日だからって、完全に僕を子ども扱いしているのですね。こうなったからには、もう彼には決別のメールを出そうと思います。

お菊さん

 先日散歩で姫路城まで行ったのですが、お菊さんの井戸がありました。
 お菊さんって東京のどこかの人だと思ってましたけど、関西の人だったんですね!! お菊さんというのはもちろんあの有名な、皿を数えるお菊さんです。お茎さんではありません。お菊さんです。お茎さんとは違います。菊にも茎はありますけど。おくきさんではありませんよ。
 そんなお菊さんが夜ごと皿を数えているという井戸……そんなものがまだ残っているなんて知りませんでした。伝説の話だとばかり思っていたのに! くゎいだんの中の話だと思っていたのに!
 デジカメでびしばしと写真を撮ったので、こっそりお菊さんが写り込んでいるかもしれません。楽しみです。そもそも姫路城にお菊さんの井戸があると知っていたら、どこかで皿を買って行ってあげたのに。あと1枚皿があればきっと成仏できるのでしょう彼女は。それか、昔こういうのやりませんでした? 10円玉や100円玉を2枚持って、素早くこすりあわせると2枚の硬貨が3枚に見えるっていう! それなら2枚の皿を素早く擦り合わせれば、3枚のお皿に見えるはずです。それなら、「いちま~い、にま~~い、さんま~~~い、よんま~~い……」と数えていって、「ななま~~い」を数えたところで、残りの八枚目と九枚目を素早く擦り合わせて、3枚の皿に見えたところで「はちまいきゅうまいじゅうまい!!」と数えてしまえば成仏できますね。

 いちま~い、にま~~い、さんま~~~い、よんま~~い……
 と数を数えることで有名なお菊さん。そんな有名なお菊さんがいる姫路城なのに、姫路城は、観覧時間が17時までなのです。まだ太陽が出てる時間です。
 こんなことでは、せっかくお菊さんが張り切って「いちま~い、にま~~い……」と皿を数えながら血だらけの怖いフルメイクで登場しても、彼女を見る観光客は誰1人いません。誰もお菊さんを見てくれません。係員でさえ、もうみんな帰宅しているでしょう。女性は見られるとキレイになると言いますから、このさい姫路城の観覧時間を夜中の2時頃まで延長して、たくさんの観光客がお菊さんを見学できるようにすればいいです。血だらけで恐ろしいお菊さんも、観光客に観光されたり写真を撮られたりしたら日に日にキレイになっていきますよ。自分に自信を持った彼女は次第に笑顔を取り戻し、女としての輝きも増して皿を数える絶世の美女としてさらに各地から観光客が押し寄せることでしょう。
 ところで、姫路城の姫事情はどうなのかな。そしてこれを読んでいるあなたの姫事情はどうなんだい? どぅへへっ(笑)

一休さん

 現在次の放送の編集作業をしていますが、そうしたら一休さんのテーマソングがとても聴きたくなりました。編集作業の過程で下手な歌を聞いてしまったものですから・・・。本物の一休さんのテーマソングを聴きたくなったのです。
 そしてあらためて再生してみると、これは実に懐かしい。曲を聴いているだけで、子どものころに戻ったかのような清々しい気持ちになります。ほんとうに素晴らしいアニメでしたね一休さんは。7年もの長きにわたって放送されていたというのも当然でしょう。今では世界各国でも放送され、世界中の子どもたちが親しんでいる一休さん。そんな一休さんにケチをつけてしまうなんて、なんという罰当たりなことをしてしまったのでしょう私たちは。
 僕もそのうち一休さんに登場してみたいです。僕は近所の人が困っていたらいつもとんちで解決してあげているので、とんちの技術を競うためにもぜひ一休さんの中で登場してみたいです。
 なにしろ僕は子供のころのあだ名が「とんち小僧」で、町内のトラブルやいさかい事をほぼ全てとんちで解決して来たんです。なにかトラブルが起こると、必ず町長さんがカラムーチョを手土産にうちにやって来て、「剛くんのとんちでなんとかしてもらえないでしょうか」とお願いをするんです。そこで僕はあぐらをかいて、ピクピクピクピクピクピク……チーーン!! とひらめいて、見事に勅使河原さんと御手洗さんのいざこざを仲裁し仲直りに導いてあげ町長さんも満足だったのです。その時のとんちが具体的にどんな内容のとんちだったかというのは、考えていません。
 でも、ほんとうに一休さんの中に登場できたなら、大好きな一休さんに「キミねえとんちを使ってそんな悪いことばかりしてると母上様が悲しむよほんと。盗み食いもほどほどにしなよ」、と優しく諭してあげたいです。詳しくは日曜の放送をお聞きください。テーマ曲もお聞きください。

ちびまる子ちゃん

 最近暖かくなってきたので、いよいよ旅行シーズンですね。ゴールデンウィークは、みなさんやっぱり旅行に行きますか?
 僕は、一足先に行ってきました! 同じ静岡出身であり、ペンネームをお借りしているさくらももこさんの、ちびまる子ちゃんランドに行ってきました。
 共通しているのは静岡出身というところだけで、似たような業界にはいるものの存在としては遙か遠いさくらももこさんですが、そのちびまる子ちゃんランド、なにしろ僕は同じ静岡出身の作家でしかも苗字がさくらももこさん由来のさくら剛ということで、特別にちびまる子ちゃんになりきらせていただくことができました!!
 まる子家の居間でおじいさんおばあさんと一緒に撮りました。

 非常に似合っていますね通園用の帽子が。赤いランドセルも僕の体にぴったりでした。

 ちなみにこれは特別にさくら剛だからさくらつながりでちびまる子ちゃんになりきらせていただいたわけではなく、本当はこの期間はなりきりキャンペーン期間中で、指定された時間に行くと特別にこうしてなりきり写真を撮らせてもらえるというキャンペーンだったのでした。普段はできませんよこんなことは。
 僕は、さくらももこさんから直筆のお手紙をもらったことがあります。本をお送りしたところ、お返事をいただいたのです。ちびまる子ちゃんランドにはさくらももこさんの直筆原稿がガラスケースの中に展示されていますが、僕は僕のためだけに書いていただいた、原稿用紙2枚分!にも及ぶさくらももこさんの直筆のお手紙を持っています。すごいでしょう。家宝です。
 さくらももこさんのお手紙は、原稿用紙にえんぴつでまるい文字で書かれていて、いかにもちびまる子ちゃんっぽい、っていう感じです。小学生みたいです。なにしろ本物のちびまる子ちゃんが書いてくださったわけですよ! 本物のちびまる子ちゃんからの手紙です。いやー、すごい。嬉しいなあ。こんなに売れっ子なのにこうして丁寧にお返事をくださったり、もう永遠に遊んで暮らせるほどのすさまじい財産を築いてらっしゃるでしょうにまだ新聞に4コマ連載を始めたりと精力的に活動されているのは、そんなところには、本当にすごい人のすごさというのを感じさせられます。すごい人というのは、これだからすごいんだなあと。僕もがんばりたいです。

4月7日

 だんだんと春めいてきましたね。このサイトのトップ絵のように、うちの近所では桜がマン開です。春といえば入学と卒業のシーズン。僕もいよいよひきこもりを卒業して、イケてるグループへの入学をしたいと思っています。もうイケていない人生はこの春で終わりです。僕はモテますよ。この春からの今年度は、モテていこうと思います。今年度こそ、モテていくという計画を立てています。そろそろ僕にもモテキが来る頃かなあと、期待しています。必ずや来ると思います。しかしそのためには行動派にならなくてはいけません。人の集まるところに顔を出さなくてはいけません。パーティなどに、今後は積極的に取り組みたいと思います。

 そんなモテキ前夜の僕ですが、先日のエイプリルフールのテーマでお話ししたハッサン少年とのエピソードには、「感動した」「男の友情ってうらやましい」「大好き♡♡♡♡♡♡♡」といった意見を多数いただきました。自分で言うのも何ですが、国境を越えた人の絆って素晴らしいですね。そんな素晴らしい絆を旅先の少年と作り上げた僕は、まさしく素晴らしい人間です。ウソです。素晴らしくないです。バカです。一番バカなのが山本さんで、次にバカなのが僕です。
 そんなわけで、熱いご要望にお応えしましてお宅訪問した際のハッサン少年とその家族の写真を公開してしまいます。本人の許可は取っていませんが、厚い友情が成り立っているハッサンとこの僕(タナカ)の間柄ですから、そんなものは「あ」「うん」と意気投合して了承するはずです。彼は本当に心のキレイな少年でした。できるものなら、また会ってみたいですね彼に。

 ちなみにハッサンといえば横浜港署に所属する大下勇次刑事扮する「ハハハのハッサン」を思い浮かべる方もいると思いますが、バングラデシュのハッサン少年と横浜のハハハのハッサンとの繋がりはまったくございません。ハッサン少年は鍵を開けたりしません。僕はヒヒヒのヒッサンです。

米びつ&肖像画

 twitterで騒いでいたので一部の方はご存知だと思いますが、先日東京ローカルのテレビで私が夕方の生放送番組に登場するというおそろしい出来事がありました。黒縁眼鏡で変装して出ています。変装しなければ、悪い奴らに狙われてしまうので。平穏な生活を守るために、黒縁眼鏡をかけて変装したのです。視力はいいですから。レーシックの手術後非常に視力は安定しています。本来は眼鏡のいらない人間ですが、眼鏡でダンディに決めています。

 そんな恐怖体験だった生放送ですが、中尾ミエさんから高級な米びつをいただきました。今ではめっきりうちの台所で活躍しています。

ミエさん米びつ

ミエさん米びつ

 あまり出演者の方とお話する時間はなかったのですが、なによりそんな心の余裕が無かったのですが、ミエさんの上品さだけは印象に残っています。はっきりいって収録の日の記憶はほとんど抜け落ちているのですが、ミエさんに親切にしていただいたことは覚えていますね。あれ、どうすればいいんだろう、と迷った時に、毎回すかさず声をかけてくださったのが中尾ミエさんでした。どこの馬の骨ともわからぬ、今後もう会うことはないだろう僕のような人間にもああして優しくしてくださるという、厳しい業界で長く活躍されている方というのはやはりそんなところがひと味違うのだなと思いました。米の保管にこだわることなどまったく無い僕ですが、そんなミエさんにいただいた米びつならばこれは使わせていただくしかない、ということでうちのお米はミエさん印の桐製の米びつに入っています。うちにあるものの中で、米びつだけが唯一高級感を醸し出しています。

 ちなみに番組出演時には「さくら剛の科学講義」を行ったのですが、その時の「白衣で講義姿」をイラストレーターの鳥居志帆さんに描いていただきました。鳥居さんはただいま「このまま30歳になってもイイですか?」という本がバカ売れしています(商品詳細は前々回のブログをご覧ください)。
 ということでアネットさんこと体重リバウンド中の鳥居さんに描いていただいた、さくら剛白衣科学バージョンです。

さくら剛科学バージョン

 基本的にどの絵も本人そっくりだと言われますが、僕は自分ではこんなマンガみたいな顔をしていないと思っているので、抗議したいと思います。僕は口がこんなにとんがっていません。それに体型もいいです。本物の僕は、2頭身ではありません。もっと顔が小さいはずです。こんな体型だったらどうやってTシャツを着ればいいのか。
 けしからんと思います。そんな今日この頃です。

芥川賞

 芥川賞を受賞した、田中さんっているじゃないですか。
 「共喰い」で146回芥川賞を受賞したという。それで「4回も落とされたので断ってやるのが礼儀ですが、断って都知事が倒れて都政が混乱したら困るので、都知事閣下のためにもらっといてやる」と発言しましたね。ニュースになりましたね。その発言が注目されて、本はバカ売れしているんです。
 おもしろいですかそのコメント。
 なんとなく、権力に歯向かうようなことを言ったからこの人はすごいんだなあとか、思ってないでしょうか。権力に歯向かうことを言ったすごい人の発言をおもしろいと思わなきゃ、自分がつまらん奴だと思われそうだからおもしろいと思っておこう、と思っていないでしょうか? 多くの一般の人々をはじめ、それをもてはやす報道の人々も、そう思ってないでしょうか。

 賞をもらっておいて、「もらっといてやる」というのは、失礼すぎる上に、かっこわるいと思いますね僕は。「4回も落とされたのに、今さらそんなもんもらえるか!」とズバッと断るんなら、芥川賞を辞退しちゃうなんてすごすぎる!!と感動して尊敬するでしょう。田中さんカッコいい! 田中さんすごい! と。
 でも、選考委員のみなさんや芥川賞をバカにするような発言をしておいて、「もらっといてやる」とその賞をもらっちゃうというのは、かっこ悪いなあ。そこまで芥川賞と選考委員をコケにするんだから、もらわないと思うでしょう普通。そりゃあもらわないでしょうそんな賞は。拒否するでしょうそこまで言ったら。いくらなんでも。そんな悪口言うんだから、絶対この人受賞を辞退するよ。と期待させておいて、最後に「もらっといてやる」とくれば、「もらっちゃうのかよっ!!!」と思わずつっこみを入れたくなります。もらっちゃうんですかそんな大嫌いな賞を。
 キャバクラに遊びに行って「おまえな、こんな水商売なんてするもんじゃないよ」とキャバ嬢に説教するおっさんみたいじゃないですか。散々悪口言っておいて賞も賞金ももらっちゃうというね……。そしてもらうことを前提とするならば、悪口は言ってはいけないでしょう。失礼でしょう。いただきものにケチつけるって、最低の行動じゃないですか。大人として当たり前でしょそんなことは。
 こんな礼儀と常識をわきまえてない失礼な発言がもてはやされて本が売れて、メディアで報道されて多くの人の目につくことになるという。礼儀や常識なんて無くていいんだと、子どもが思ってしまいそうです。教育上非常に良くないですね……。そんなことがかっこいいんだと子どもが思ったら。ほんと嘆かわしいです。僕が芥川賞を受賞した暁には、子どもが聞いても大丈夫な、ちゃんと礼儀をわきまえたギャグで場を湧かせたいと思います。

本のご紹介

 みなさんこんにちは。今日は昨日までと比べて、暖かかったですね? 春の足音が近づいて来たような気がしますね。
 春は出会いと別れの季節です。ですから、このところ知り合いの作家さんたちが立て続けに新刊を出しました。というわけでそんな新刊の数々をご紹介したいと思います。
 まずは嵐よういちさんです。海外ブラックロードシリーズの、南米版の新刊です。ちょうど去年の今ごろ、嵐さんが弟子を連れて南米に行っていましたね。現地からpodcastをアップロードしたり、その前の年には僕が同じようなところに行っていたため、いろいろ情報交換などもしていました。

 そして、次は大野舞さん、こちらはコミックエッセイとなっております。
 大野さんは、よしもとばななさんの本のイラストを担当されたことがあり、ばななさんつながりで幾度かお会いさせていただきました。コミックエッセイといえば、僕も以前出させていただいた「メディアファクトリー」からの出版となります。あの会社はねえ、あの会社の編集者はねえ、……みんないい人たちです。この本は、さくら通信のテーマでいえば「死後の世界」に関連した、あちらの世界の話を美人イラストレーターの大野舞さんが描く美し怖い話です。

 それから、鳥居志帆さんの「このまま30歳になってもイイですか?」です。
 こちらもコミックエッセイで、女子が30歳を迎えるにあたってクリアしておきたいこと、知っていればモテること、女子力の高い30代になるにはマスターしておくべきこと、そんなことを分厚いマンガで描いておりこれがまた爆発的に売れているようです。鳥居さんといえば、さくら剛のテーマアイコンを描いてくださったことも有名なあの方です。そろそろ30代が視界に入ってきたけどイケてる30代になってまだまだモテたい、女を捨てるわけにはいかないという方は、ぜひご覧ください。

↓鳥居さん作さくら剛